1.採用におけるSNS活用のいま

1-1. LINEは生活インフラ、Instagramはカルチャーを知る場
いまの日本で「SNSといえば?」と聞かれて真っ先に思い浮かぶのはやはりLINEです。総務省「令和5年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」では、LINEの利用率は全年代で圧倒的に高く、10代から60代まで幅広く使われていることがわかっています[1]。
一方、Instagramは写真・動画投稿を中心としたSNSとして国内利用率56.1%を記録しており[1]、特に若年層を中心に強い人気を持っています。
- ・LINE=即時連絡・既読確認など日常のインフラ
- ・Instagram=企業や人の「雰囲気」を知るメディア
この二つは、それぞれの役割を持ちながら就職活動やアルバイト探しの場面でも存在感を増しています。
1-2. 若年層にとってSNSは「就活インフラ」
2024年3月に実施した「就職活動におけるSNS活用に関する比較調査レポート」によれば、大学生の普段の連絡手段としてSNSを使う割合は約8割。その内訳はLINEが88.3%、Instagramが34.9%という結果でした[2]。
つまり「LINEだけ見ていれば大丈夫」という時代ではなく、Instagramでも接点を持つことが、若手人材へのリーチには欠かせなくなってきているのです。
2.採用担当者が直面するSNS管理の課題

2-1. やりとりの分散
候補者が複数のSNSを使い分けることは自然な行動です。しかし企業側にとっては「誰がどこで連絡してきたのか」を把握するだけで大変。
AさんはLINEで日程調整、BさんはInstagramで質問、Cさんは両方から連絡…
といった状況では、返信漏れや情報の取り違えが起きやすくなります。
2-2. 返信遅れ=機会損失
SNS採用の肝はスピードです。
InstagramのDMはプライベートな通知の中に埋もれやすく、対応が遅れると「この企業、ちゃんとしていないかも」とネガティブな印象を与えてしまうリスクがあります。
採用はタイミング勝負。返事が遅れれば、候補者はすぐに他社へ流れてしまうでしょう。
2-3. 社内共有のしづらさ
さらにやっかいなのが、複数SNSでのやりとりを社内で共有しづらいことです。
- ・誰がいつ対応したのか
- ・候補者がどのチャネルから来たのか
- ・どんな質問が出たのか
これらがブラックボックス化すると、チーム全体の採用効率が落ちます。
3. 「らくるーと」ならLINEもInstagramも一本化

3-1. Instagram DM連携が公式リリース済み
採用管理ツール「らくるーと」は、LINEでのやりとりを効率化できるツールとして既に多くの企業で導入されていますが、2024年にInstagram DM連携機能を正式にリリースしました[3]。
これにより、LINEもInstagramも「らくるーと」上で一元管理可能に。候補者がどちらのチャネルから連絡してきても、同じ管理画面で履歴を確認できます。
3-2. イベント日程作成機能でさらに便利
「説明会」や「面接」などの日程調整は、採用担当者にとってもっとも手間のかかる業務のひとつ。
らくるーとでは、Instagram経由で応募してきた候補者に対しても、そのままイベント日程作成機能を使って調整が可能です。
従来のように「DMでやりとり → Googleフォームに誘導 → メールで確認」という回り道をせず、SNSからワンストップで選考に進められる仕組みが整います。
3-3. LINE連携実績と評価
らくるーとはLINE活用の面でも高い実績があります。
- ・応募から内定までをLINEで完結
- ・メッセージの自動配信やステップ配信
- ・選考歩留まり改善や工数削減の効果
これらがITトレンドやASPICなどで紹介されています[4][5]。
「SNS特化の採用管理ツール」として、従来のATS(採用管理システム)にはない強みを持っているのです。
4.数字で見るSNS採用の未来

4-1. SNSを無視できない採用戦略の必然性
- ・LINE利用率:93%(2025年時点、国内)[1]
- ・Instagram利用率:49%(2025年時点、国内)[1]
- ・大学生の普段の連絡手段:LINE 88.3%、Instagram 34.9%[2]
これらの数字は、SNSを無視した採用活動がありえないことを明確に示しています。
今後も若年層中心にSNS利用は伸び続ける見込みであり、採用活動も「SNS世代」を主役に設計する必要があります。
5. まとめ:「LINE派」も「Instagram派」も、らくるーと一本でOK!

- ・LINEとInstagramを横断的に管理できる
- ・返信漏れゼロで候補者の満足度アップ
- ・日程調整もSNS経由でワンストップ
- ・企業の採用ブランディングにも寄与
採用担当者にとっても候補者にとっても、メリットの大きい仕組みです。
「LINEだけで十分」と思っていた企業こそ、Instagram連携を活用する価値があります。
らくるーと一本でSNS世代の採用をまるっと完結させましょう。
参考文献・注釈
[1] 総務省「令和5年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」
[2] 【採用担当者必見】就活生の連絡は「LINE」が8割超 企業の採用管理も変革の時代へ「大学生の連絡手段調査」
[3] らくるーと公式ニュースリリース(Instagram連携機能, 2024年8月20日)
[4] ASPIC Japan「らくるーと」紹介記事(2024年)
[5] ITトレンド「SNS特化型採用管理ツール『らくるーと』解説」